Two For One Discount
本シーズンのエピソード中、ストリート界隈をめちゃくちゃしていたヤク中の2人組。
あえて警察のお縄に。
Better Call Saul!
当局から弱者を守る正義の弁護士、ソウルグッドマン登場。
彼らから依頼を受ける。
クリミナルロイヤー活動は順調?なソウル。
そんな中、HHM(ハムリン・ハムリン・マッギル)の
経営者ハワード=ハムリンとランチを一緒にする。
その際、ソウルはちょっとぐらっとするようなことを告げられるのであった。
ハワード「ジミー、君をHHMから追い出したのは失敗だ 今のHHMに必要なのは君のようなやつだ」
"チャーリーハッスル"
ソウル「だけど、他のパートナーが嫌がるだろ 考えとくよ」「ソウルグッドマンは仕事上の名前だ」
場面はかわり、ボーリングの玉を投擲するソウル。
投擲した先はだれかの車。
サブタイトルのナンバーを付した車。
Namast3
ベターコールソウルのオープニングでソウルのキャデラックのナンバー
LWYRUP ("Lawyer up ")
弁護士がアップ? つまり弁護士を呼ぶ
ガスの怒り(ブレイキングバッドでサブタイトルぱくり)
デッド・ドロップ(売人が得たお金の上がりを収める場所)の件で、報告を待つガスフリング。
表の仕事場「ロスポジョスエルマノス」の閉店後店舗で待つフリング。
店舗のリーダーらしき人がフライヤーの洗浄を幾度か試みるも
独特の迫力でオーケーをもらえない。
従業員「どうでしょうか」
ガスフリング「許容範囲内だ」
その後、手下のビクター(おそらく)から報告を受けたガスは感情をみせる。
バキッ(電話)。
報告後、厨房に現れるガス。清掃はこれで十分かどうかとまた、現場リーダー。
なんとか許可はもらえたようだ。
ガス「もう帰って良い」
息子マットのことに関すると感情的になってしまう、マイク=エルマントラウト。
ケイリーからは距離を置かれてしまうのであった。
マイクはチンピラ共を挑発しにいき、返り討ちにあった挙句に鋭いもので腹を…
目が覚めるとそこは、土気色した家屋だった。
感想
ストリートのごろつき2人組に代金ふっかけて飲ますソウル。
ブレイキングバッドの警察のおとり捜査にかかったバッジャーとソウルを思い出した。
でも、やっぱりブレイキングバッドのときとソウルとBCSのソウルとでは、
まだキャラ付けに温度差がある。
とはいえ、陪審員をだまくらかして、
審理をぶち壊すテクニックを使うベタコのジミーソウル。
BBソウルとBCSソウルは軽口キャラであるところは共通しているが、
ブレイキングバッドのソウルは無機質な軽さ、事務的な軽さを感じる。
(BBのときにソウルのキャラを深堀りしてないからってのもあるけど)
ソウル「私のいない間に依頼者に話をきかないでくれよ 捜査官
どっちが依頼人? 最近の警察は赤ん坊まで雇っているのか? 」
ソウル「公然猥褻か、家の中でやればいいのに スターバックスでか?
お笑いだな」
バッジャー「いや、俺はドラックディーラーだよ 一応」
ソウル「ドラッグ? 間違えてたわ こんなもん修正液でなおしとくわ」
ソウル「聖職者でもボーイスカウトでもいい 名刺の裏に書いてあるところに
金を払ってくれ ゼブラアイスステーション。節税用の会社だよ。
チェックでもマネーオーダーでも…できればマネーオーダーのほうがいいな
カードもつかえるけど、アメリカン・エキスプレスはだめだ
理由はきくな」
ソウル「すぐに出してくれって? 学校のガールフレンドがするみたいに
か? ・・・・ジョークだよ」
(蛇足:Five finger no waiting. 調べるとシモネタ
ここのHulu、Netflixとも日本語訳は「刑務所で友達がすぐにできるぞ」に
なっていたが。別に数をかぞえているわけじゃないんだよゲフン ゲフン)
ソウル「そうしょげるな その金は無駄じゃない (金さえだせば)どうにかなる」
ブレイキングバッド シーズン2エピソード8 ソウルに電話しよう より意訳
下記はバッジャーを当局と「取引」させるために「代役」をたてようとしたときのソウル
ソウル
「彼の取り分は30,000で、残り50,000が私の分だ」
「誰が馬鹿でかいリスクを背負うと思う?」
「気に入らないなら、ん〜っつ(ナイフでつく仕草)
バッジャーさよならラインってのもあるぞ」
「同情は高く付くな…」
ブレイキングバッド シーズン2エピソード8 ソウルに電話しよう より意訳
クスリとその売買、カルテル、DEA(ハンク、ゴメスの登場)を軸に
ブレイキングバッドの世界にさらに近づいていくのがわかる。
いらだちをみせるガスフリング。
まあ次から次へと自分の計画をダメにする奴らや状況がやってくる。
そりゃ、ジャンキーは信用しないですよねフリングさん。
ベターコールソウルの過去シーズンで明らかになった
ヘクター=サラマンカ(車椅子ベル鳴らしじいちゃん)を
半死半生にした張本人ガスフリング。
そりゃビジネスパートナーのマックス=アルシニエガの件はねえ。
時間をかけてもやられたらやりかえす。
ブレイキング・バッドのシーズン4エピソード10「復讐の盃」は
たまに見返すぐらい好きだけど。
ベター・コール・ソウルでは意識のないサラマンカに、
自分の子供時代の話を吐露していたが…
ほんとねちっこい。
追記:ベター・コール・ソウルシーズン5 第9話では
(ナチョの扱いについて、マイクエルマントラウトに)
言うことの聞かない飼い犬は「しつけをするか」「処分するか」
また、暴力や脅しだけでは人は動かないことも認識しているガスフリング。
ホワイト先生の自尊心をくすぐるようなことをしていた。
本当に有能なんだろうけど上司にしたくない。
一方、マイク=エルマントラウトの弱点は
息子のマット(とその家族)
感情が交じると、冷静な彼は判断を誤る。
判断間違いは自らの災いとなって返ってくる。
いわゆる情に駆られた判断の誤りについては、
後のブレイキング・バッドでは刑事時代の失敗を例に挙げて
ウォルター=ホワイトにこう語る。
中途半端は良くない(No more half measures)
次回、マックスに捧げる
あのマックスでしょう当然。