荒野を旅する2人
荒野旅するジミーとマイク。
歩き続ける2人。
すると、ジミーの携帯電話あっさりつながった。
キムに無事であることを伝えるジミー。
どうにかたどりついたと思しき、
トラベルセンターでガスの部下の迎えがくるのを待つ2人。
ガスの部下ヴィクターから「襲撃者」の後始末をやっておくと伝えられるジミー。
ホルヘ・デグズマンの保釈金をキャッシュ700万ドルで支払うジミー。
大金をどかっと払うジミーに疑いがかけられる。
一方、保釈金の支払いが遅れたジミーに疑いを持つラロ。
不吉なことを聞かされるジミー。
ラロ「あんたとの縁は続く。カルテルの友達だろ
あんな女と結婚するとかやるじゃねえか」
キムに対し、ラロに会ったことを咎め「関係者になるな」と言い聞かせるジミー
適切に処置せよ
ガスに事の次第を報告をするマイク。
メキシコカルテルの一員ホアン・ボルサに
「国境外」「ラロの保釈」の状況を伝えるガス。
ボルサ「一連の不運もこれでおわりだろう」
ガス「不運?」
ボルサ「DEAの操作や店舗の火事だ」
不運?
ガスはラロをメキシコに向かわせ自分自身に疑念の目が向かないようにしたうえで、マイクに「処置」を命ずるのだった。
一方、マイクはナチョを抜けさせよとするが…
ガス「バルガは残す。敵を内部から操れる」
メキシコに逃げるラロとその前に…
ナチョとともにメキシコに向かうラロ。
だが、ラロは持ち前の嗅覚で
ジミーの荒野での出来事を察してしまうのであった。
ラロはジミーとキムの居宅を訪れる。
金の受け渡しに何があったかを確かめに。
ジミーが説明をなんども繰り返すが…
ラロ「何があった」
感想
以外に簡単に荒野を脱出。36時間の旅也。
キムのために歩き続けたのだ。
だが、そのキムは悪い方向に勝手に向かって行ってしまった。
ラロに会うという悪手。
ひどい日焼けと脱水でジミーの人相は変わってしまっている。
アバンタイトルで、水筒のお小水を飲むジミーと
水道水で水をのむキムとの対比。
「生きるための飲尿経験」を「おぞましい体験」とキムに語るジミー。
人が目の前で血を噴き出して
死んだことにショックを隠し切れないジミー。
自分のかかわっているラロが「ジミーらとは異なる人種」であることを再認識し、そんな人種の手助けをすることに当惑するジミー。
しかもそんな人種に近づいてしまったが最後
離れることができない。
どう経路を選んでもだめになる道。
これらはソウルへの変身の要因だろうが、
ソウルグッドマンへの完全メタモルフォーゼの引き金は
キムウェクスラーにあるだろうと思う。
これじゃあ、チャックのこと描く必要あったのだろうかと思ってしまう。
ジミーという人物の深みを与えるためとはいえ、チャックのエピソード、あまりいらんような気がすると思ってしまうのは浅い考えなのかな。
ガスとボルサのカルテルメンバー同士の小競り合い。
この小競り合いはブレイキングバッドの時間軸で
清算する。
それにしても、
ガスの『サイドビジネス』にかけるモチベーションが
よくわからない。
当初は、ベターコールソウルで明かされた「貧しい育ち」で手段をえらばず金儲けをするというだけの理由なのかもしれない。
「家族のために男は自分を犠牲にしてまで事をなす」
みたいなことをホワイト先生に熱く語っていたが、
ガスの家族の描写はブレイキングバッドにはない。
嘘も方便?
やっぱり「マックス」の敵討ち、復讐を果たすことが『サイドビジネス』を続ける動機になのだろうか。
まあガスの弱点だよね。
あと、マイクがガスに対して、「恐怖で人を動かすのはやめておけ」と言っていたが、
ブレイキングバッドではガスがマイクに「(ホワイト先生に対して)脅しだけでは人は動かない」と諭していた。
どういうことだよ。