随時、リライトしていきます。
なぜ会計士をめざしたのか
終了
僕の場合、会計士になっても生まれ持った性質は、変わらなかった
まったくもって人生舐めきった感、そして共感が一切得られないであろうことは、
人の機微とやらを察知するのがちょっとアレな僕にもわかる。
だが語弊があるけれども、普通の人のように普通のやり方をしていては生き抜くことはできないなあと、大学をやめたあたりから思い始めた。
いろいろ調べて生きていくのに楽できないかなあと思案していた。特に仕事。
- 営業(論外)
- 工場作業(飽きる、あと密室なので人間関係めんどくさいのはアルバイトでわかった)
- 肉体労働(一番向いてそうでも楽してお金儲けできない これもアルバイト程度でも人間関係がめんどうなところがあった)
- 事務(男で事務の求人なんてないし、人間関係が(以下略) )
- 介護(ホスピタリティ産業はダメ絶対)
で、会計士は某専門学校のパンフレットでたまたま見つけた。
試験通れば、監査法人にエスカレーターで就職。初任給が高い。よし決めた。
特に僕はマイペースなので、人と協調して仕事ができないのは理解していた。
会計士は数字を扱うとはいえ、数字ばかり扱っているわけでは決してない。人との折衝、人ありきの仕事であることには違いない(※)。
だがそれは承知している。
自分にその適正がないのは重々理解していたが、上述のとおり、当時は会計士試験にパスさえすれば、監査法人就職はお手軽なのだ。
正社員社会人デビューできるきっかけがつくれる。
(※)
在籍当初、
往査時、監査法人用作業部屋から一歩も出ず、メールだけで指示していろいろコミュニティケーションがやりにくい、相談しにくい会計士がいるのでなんとかしてくれとか、とか苦情がある業界だった。
実際に会社に出向いているのに、作業部屋にいるだけで
監査法人の偉いさんは「社員(出資者ということ)」という名称だ。
その社員は、役員とアポイントメントとらず、
下の職位のマネージャーに任せきりだった。
社員は「高度」なやりとりでもするのかなと思っていたが…
ある程度の位にまでいくとそういうことなのだと理解できた。
なお往査とは、公認会計士やその補助者が被監査会社(念の為、監査対象は事業会社だけではない)に実際に赴き、監査を実施すること。
監査手続の一つ(だっけ?)。
残念ながら今は違う 試験をパスしさえすれば、採用ってのはちょっと違う模様。人手不足らしいけど。
人手不足っていうのも監査法人自体、経営素人ばかりなのか人を多く取りすぎたり、
絞りすぎたりしていびつな人事構造になっている。加えて人材を教育するってのはあまりない。
研修はあるけど形だけで勝手に育ってくれというスタンスだ
僕自身は、おそらく就職できても、うまくいかないのは承知!!!
自称発達障害の元会計士、勝間和代氏のように知性の高さや行動力(いろんな方面で、毀誉褒貶あるのはしっているけど)は、
能力や行動力を、流石に僕は見習うことはできない。
失敗例
スケジュールを間違える
会社にお邪魔することを往査といいます。週毎(おおよそ)にどこの会社にいくとかスケジュールを組まれるのです。
毎週違う人たちと仕事ができるのはあっていると思いました。
しかしながら、はい、その前の週に往査していた会社に乗り込むのでした。ちなみにその日、その週のスケジュールは事務所勤務。
往査がない時は事務所につめるのですが、何を勘違いしたかのでしょうか。
人の話を聞かない
こんなものはお茶の子さいさいである。
会社にヒアリングです。傾聴するんです。傾聴できませんでした。
上司の指示の聞き間違い、当たり前。
指示を受けても、間違って解釈しています。
空気が読めない
わけの分からんタイミングで質問したり、自分のことだけを優先してチームワークを見出していました。
融通が利かない 独自のこだわり
・監査調書ってのをカキカキします。EXCELとかで書くのです。簡潔、明瞭に書くべきところをながながと書く始末。
上手くやっている人もいるだろうよ
上司に僕と似たような人がいた。でも頭が切れるのと、先行者利益(勤続期間が長いだけで、マネージャークラス更にその上に昇進できる時代)
と、周りを振り回すワーカーホリックぶりで重宝されていたのだ。
つまり、図太く知性が高い活動的な人は「ぶちぬけて」しまっているので認められるのだった。
下のようなこういう層にいってしまうんですよほんと。
発達障害(発達障碍)の人は会計士に向いている?向いていない?
発達障害の人で公認会計士に向いているか、不向きかというと
チェッカーとしては向いていると思う。
「ルール好き」ならばピッタリ。
(これは反対にルールがない、解釈を要する事態になるとダメ)
イレギュラーが起きれば、すぐわかる
(反対にイレギュラーが起きたときへの対処が問題)
ただし、独自の見解に基づく条件つき。
- スケジュール調整を自分で行わないような立ち位置にいく(新人にもアシスタント事務員つきの監査法人があった。今はなき中央青山という…)
- 人と折衝しない、人に任せる。特に人にかかわるイレギュラーが起きると途端にうまく行かなくなるので、分析や文書作成マシンになる
- お客さんに「頭が切れるけど、変な人だな」として認めてもらえるぐらいの頭脳(結局これかよ)
仕事上、お客さんに対してヒアリングを行うことがあるが、個人差があると思う。
発達障害でも話好きな人、相手から何かを引き出すのが上手い人は存在する。
やはり、物事の普段と違う状態、間違いが起きていることに気付き安いタイプは
会計士に向いていると思う。
それから、EXCELとかのスプレッドシート大好きなら重宝されるよ。
IT系との親和性が高い人が多い。僕は残念ながらそうでもない。
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資格で武装
僕みたいなポンコツ気味な人間は、資格で武装するというのは最もだなと思った。
肩書つければ、一応それらしくみえるし、人からそれらしく扱ってもらえる。
僕の場合は、人と接触回数が増えるとボロが出てくるけどね。
バカとブスほど東大にいけというドラゴン桜ってマンガもいいこというなと当時思った。
僕は、現に社会復帰を果たすことができた。
肩書のおかげだ。
だが、資格がない生身でしかない僕だったらどうなっただろうか。
僕はまだ恵まれているのではないだろうか。
同じような状態で悩んでいる方たちの中では。
最近は発達障害者に対する就労支援があるようだ。
昔と違い、いろいろチャンスはあるもんだ。
ハローワークは碌でもない求人しかなかった。
ここでの碌でもないというのは仕事の内容ではなくて、
求職者をバカにしているようなところだ。
呼び出しておいて説教するような会社にわざわざ出向いたことが
何度もあったなという思い出。
あっ、ここも「普通の人」から説教をちょうだいしているんだと考えなければならないのかな?
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蛇足
公認会計士同士が、公で行うセミナーなどの紹介以外、
つまりオフィシャルじゃない場面で、「先生」と言ったり、言われてしまうとそれはたいてい
たいてい、皮肉である。
税理士先生はどうも先生ってよびあっているみたいだけど…